骨粗しょう症のための運動法

骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になるので、より強くなる性質があります。 毎日の散歩を日課にしたり、エレベーターを使わずに階段の上り下りを取り入れるなど、日常生活の中でできるだけ運動量を増やすことを意識しましょう。骨は、骨に対しての重さの体重や運動という負荷を感じ、からだを支えるほどに骨を強くしていきます。

大切なことは、寝ているよりも座っている方が良い、 座っているよりも立っている方が良い、立っているよりも歩いている方が良いということです。運動する時間が限られていても、日頃からこまめに身体を動かすように意識し、骨へ適度な刺激を与えましょう。エネルギーの消費量が増えて、ダイエットにも効果的ということです。日々の家事を行うことであっても、その効果に期待できます。掃除・洗濯・布団の上げ下ろし・買い物は、骨に適度な負荷を与える立派な運動になります。普段から運動をしていなかった人や高齢者が急に激しい運動をすると、ケガや事故に繋がるおそれがあります。まずは、ウォーキングから始めましょう。手軽で安全な運動の一つです。骨折予防に良い運動は、筋トレ・ウォーキング・ジョギング・エアロビクスがありますが、自分の身体の状態にあわせて無理なく毎日続けることが大切です。骨粗しょう症治療中の方やひざに痛みがある方は、運動を開始する前にかかりつけの医師に相談してください。