健康維持にはやっぱり運動が良い?

便利な世の中になるのに連れて、運動する機会が激減した現代人。運動したほうがよいということは理解しつつも、さまざまな理由(気候、設備、忙しさ、金銭面)により習慣化されていない方が非常に多いといわれます。では、なぜ運動をしなければならないのか?それは、生活習慣病の予防と身体の機能を維持するためです。

健康のためにいい状態というのは、(摂取したエネルギー)=(運動により消費したエネルギー)とされ、これらがバランスよく保たれていることが重要です。しかし、摂取したエネルギーよりも運動により消費したエネルギーが上回ってしまった場合、余ったエネルギーは脂肪として身体に蓄えられます。この状態が何度も繰り返されると、脂肪を蓄積してしまい、肥満状態となります。それが原因となり、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高まります。

また、人間は持っている機能を使わないでいると驚くようなスピードでその機能が低下します。もしも歩くことをやめてしまったら、身体にある多くの筋肉が減少してしまい、バランス能力や心肺機能が低下していきます。毎日歩くことで、必要な筋肉であったり機能を維持しているのです。筋肉は、いくつになってもトレーニングを重ねれば、増やすことのできる組織とされています。