生活習慣から見直すべき腰痛対策
腰痛は、生活習慣による筋肉の疲労や身体のゆがみが大きく関与しています。例えば、長時間同じ姿勢を続けていると、腰の筋肉が緊張した状態が続くことにより疲労が起こり、痛みを感じる場合があります。気がつけばいつも猫背になる、椅子に座るときには自然と足を組む、いつも片足に重心をかけて立つクセにより生じてしまう身体のゆがみも痛みを感じさせる原因の一つです。ひざを曲げずに重い荷物を持ち上げようとすると、腰に負担がかかり「ぎっくり腰」になることがあります。重たいものを運んだり持ち上げたりする作業は、特に腰痛に注意が必要です。
人間は、常に重力の影響を受け続けています。重力に逆い身体を支える筋肉があってこそ、通常の姿勢を保つことができるのです。立ち上がる・椅子に座る・荷物を持ち上げるといったなにげなく行っている動作は、筋肉がなくては維持できません。しかし、同じ姿勢を保ち続けていると筋肉が緊張し固まってしまうため、疲れ・血行不良により腰痛が出やすくなります。同じ姿勢が続いてしまう場合には、休息をとり、簡単なストレッチを取り入れるなど身体をほぐすことを心がけましょう。立っているときでも座っているときでも、長時間同じ姿勢でいることは極力避けましょう。適度に姿勢を変え、身体を動かしたり正しい姿勢を意識したりして、日常生活から腰痛を予防しましょう。