50代からのひざ痛とは?

50代からのひざ痛とは、ひざの関節周辺に痛みが出る病気です。ただし、症状も原因も人によりさまざまなので一言では語りつくせません。階段の上り下りのときに痛くなる、平らな場所を歩いていると痛くなる、ひざの裏側の部位が痛い、ひざの内側の部位が痛い、寝ているときに痛みがでる……ズキズキ、鈍痛、ジワジワ……などひざの痛みや感じ方は人それぞれ違います。

専門医が診断するときには、代謝性疾患、リウマチ性疾患、腫瘍性疾患、外傷性疾患、それに伴う変性疾患など、原因は多岐に渡るので、問診・触診・エコーやレントゲン検査が重要です。ひざの痛みの原因となる疾患や症状の進行具合により、歩くことが困難になったり、そのまま寝たきりになったりするなどの重篤な障害に繋がることがあるので、歳を重ねた方には早めの受診をオススメしています。ひざ痛を治すために大切なのは、まずは原因を探ることが必要です。軟骨がすり減り始めた初期のひざの違和感や痛みは、1~2カ月で軽く改善することがあります。しかし、軟骨のすり減りが元に戻ることはありません。ひざ痛の原因となる病気で多くみられるのは、変形性膝関節症・関節性リウマチ・半月板損傷という疾患です。初期症状であれば、予防法や改善策があるので早めに専門医に相談しましょう。